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住宅コラム

室温と体感温度

今回は快適な家には欠かせない『体感温度』についてまとめました。

体感温度ってなに?

体感温度とは、室温とは別で自分たちがどう感じるかということです。

夏、25度だけどなんか暑い。

冬、25度だけどなんか寒い。

25℃、なぜ熱い、なぜ寒い

こんな経験はありませんか?

これは室温25℃=体感温度25℃、ではないから起こるのです。

『体感温度』は、測定された気温とは異なり、人それぞれが感じる暑さや寒さを数値化したものです。

大切なのは、自分が「暖かい」「涼しい」そう感じることが大切です。

では、実際に体感温度は、どのように感じることができるのか?

体感温度とは

という計算式で表すことができます。

その為、 床や壁の温度が高かったり低かったりすると、体感温度はちょうど良い室温とはいえなくなります。

室温と体感温度

体感温度と輻射熱

室内の体感温度には壁や床、天井などからの輻射熱が大きく影響しています。

床暖房がある家は温かく感じますよね。

これは床が暖房によって暖められ、その輻射熱によってその空間が温かい、と感じているためです。

夏になると「1階」と「2階」で2階の方が熱く感じるのも、屋根からの輻射熱によるものです。

人が心地よく暖かいと感じるのは、床・壁・天井からの輻射熱によるところが大きく、この輻射熱を受けて暖かさを感じるとき、人は、『快適感』を得ることができます。

ではその快適感を得るために、どのようにして床・壁・天井の温度を保てばよいのでしょうか。

エル・ティー・ホームズの標準仕様であるファース工法では、この輻射熱を利用し、床。壁・天井を暖めたり冷やしたりすることで快適な空間を得る事が出来ています。

ファース工法では小屋裏に置かれたエアコンの熱を強制的にファンによってダクトを通し、床下へと送ります。

温かい空気は上へとあがろうとする性質があるので、その熱は躯体から壁の中を通って室内に入り、再び壁の中を通って天井(二階の床)を暖めます。

同様に二階の躯体から二階の居室を暖めて、小屋裏へと戻って行きます。

こうして躯体の中で空気を循環させることで、壁・床・天井の温度を一定保ち、輻射熱による快適さを得る事が出来ているのです。

この様に壁・床・天井が一定の温度を保つことのメリットは他にもあります。

躯体から家全体を暖めたり、浸したりできるので、間取りによる温度差が無くなる事です。

冬に押し入れをあけると冷たい冷気がどっと出てきたり、吹き抜けがある家だと温かくしたり涼しくしたりは大変ですよね。

これが躯体から家全体の壁・床・天井の温度を保つことのメリットです。

では先ほどの体感温度の例に合わせてご説明します。

室温と体感温度の差

こちらは先ほど見ていただいた、室温と体感温度の差を表した画像です。

では壁・床・天井の温度を一定にすると、体感温度はどうなるでしょうか。

夏と冬、同じようにどちらも25℃で設定したとします。

体感温度の式

同じようにこちらの式に当てはめてみると

夏、冬、どちらも少ないエネルギーで暖かく、また涼しいと感じられると思います。

もちろん、このように壁・床・天井の温度を保つためには充分な気密性や断熱性が確保されていることが大前提です。

気密が不十分だと、その部分から暖めた空気が漏れていってしまいますし、断熱が不十分ならそもそも室内を暖めたり、冷やしたりすることさえできません。

気密と断熱についての記事はそれぞれこちらで詳しく書いているので、見てみてください。

そんな家づくりをしているエル・ティー・ホームズの公式ホームページはこちらからどうぞ。

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