トレーラーハウスは賃貸経営におすすめ|メリデメから費用まで徹底解説

アパートやマンションを建てたいけれど、初期費用が高すぎる。

空き地があるけど、何をすればいいかわからない。

たけうち

そんな方におすすめなのが、トレーラーハウスを使った賃貸経営です。

低コストで始められ、設置や移動の自由度が高く、近年注目を集めています。

本記事では、その仕組みからメリット・デメリット、設置ルール、収益性、実際の活用事例まで詳しく解説します。

トレーラーハウスで不動産収入を得る流れを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

執筆者
LTホームズ広報担当竹内

執筆者:たけうち

元金融マンのL.T.ホームズの広報担当です。
趣味はゴルフとアニメ。
宅地建物取引士、FP2級、住宅ローンアドバイザー資格保持者。

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長野県諏訪市のトレーラーハウス展示場

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たけうち

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目次

トレーラーハウスで賃貸経営とは?アパートとの違い

トレーラーハウス展示場

トレーラーハウスは賃貸経営することができます。

実は簡単に土地を活用し、収益を得ることができると注目されているのです。

はじめに、トレーラーハウス賃貸経営の仕組みや経営と運営の流れについて解説していきます。

トレーラーハウス賃貸経営の仕組み

トレーラーハウスは自由な場所に設置でき、そこに定着する必要もありません。

ライフラインを固定せず、常に移動できる状態にしておくことで車両扱いとなります

そのためテナントのように建物を建てるのではなく、車両扱いであるトレーラ―ハウスを土地に設置して貸し出します。

たけうち

テナント経営との大きな違いは、まず設置場所の自由度です。

住宅や店舗を建てることが制限されているような土地でも、トレーラーハウスなら設置できる場合があります

また建築物として扱われないため、固定資産税や建築基準法の制約がないことも大きなメリットです。

さらに、設置工事はテナント建築と比べてとても簡単です。

そのため、初期費用を抑え短期間で運用を始められるのです。

ただし、設置条件やライフラインの接続方法によっては建築物とみなされる場合があるため、事前に確認するようにしましょう。

トレーラーハウスの固定資産税についてはこちらの記事で解説しています。

トレーラーハウス賃貸運営の流れ

運営の仕組みはとてもシンプル。

STEP
土地の確保

地盤の調査やライフラインの接続方法を確認し、トレーラーハウスが設置可能な土地を選びます。

STEP
トレーラーハウスを購入

土地の広さにあったトレーラーハウスを購入(またはリース)します。新しく購入した方が、土地を無駄なく適切なサイズ感でオーダーできるでしょう。

STEP
ライフライン、内装を整備
STEP
運用開始!

開業後は、入居者や利用者を募集し、契約やメンテナンスを行います。長期賃貸として貸し出す場合は、通常の賃貸契約に従って手続きを行います。

宿泊施設として運用する場合はOTAサイト(楽天トラベルやAirbnbなど)を活用して集客します。

たけうち

定期的な清掃や点検を行い、快適な状態を維持することがリピートにつながります。

トレーラーハウスで賃貸経営のメリットデメリット|導入前に知っておくべきこと

シャワートレーラー

トレーラーハウスで賃貸経営する前にメリット・デメリットについても理解しておきましょう。

メリットデメリット
初期費用が低い(約500万円~)
設置場所の自由度が高い
短期間で開業できる
移動できるので需要に応じて対応可能
設置できない用途地域もある
融資を受けにくい場合あり
車両特有のメンテナンスが必要
収益が安定しないリスク

メリット

トレーラーハウス賃貸経営の最大のメリットは、初期投資が圧倒的に低いことです。

アパートやマンションの建築には数千万円規模の費用がかかりますが、トレーラーハウスなら1棟あたり約500万円から導入できます。

たけうち

さらに設置場所の自由度が高く、移動できるのも魅力です。

変形地や市街化調整区域の一部でも、条件を満たせば設置できる場合があります。また、アパートやマンション建築と比べると、基礎工事や建築確認が不要なため短期間で開業できます。

うまく軌道に乗れば、数カ月で収益を上げられる可能性があります。さらにトレーラーハウスは、自由に移動ができるため、需要に応じて場所を変えることもできます。

こうした柔軟性は、他の不動産投資にはない魅力です。

トレーラーハウスは工期が短く、短期間で利益を上げる可能性あり!自由に移動・売却できるのもリスク減◎

一方で、デメリットも存在しますので紹介します。

デメリット

用途地域や都市計画法、地域の条例により、設置が認められないケースもあるため、自治体にあらかじめ確認が必要です。さらに金融機関によっては、トレーラーハウスを担保として評価しづらく、融資が受けにくいことがあります。

また車両特有のメンテナンスが必要なのも1つのデメリットと言えるでしょう。タイヤや車軸、断熱材などの点検を怠ると劣化が進みやすくなります。そのため維持費は決して安くはありません。

きちんとメンテナンスしないと、アパートやマンションより寿命は短くなってしまいます。さらに、賃料設定や需要予測を誤ると、収益が安定しないリスクもあります。

地域によって設置NGもあり(要調査)。車両メンテナンスも必要。

どこに置ける?トレーラーハウス設置のルールと法律

介護トレーラー

トレーラーハウスの魅力の1つとしてあげられる自由度の高い設置場所ですが、どこに置くことができるのでしょうか。

たけうち

ここでは設置場所の条件と建築確認について解説していきます。

  • 設置の条件
  • 建築確認は必要?ケース別で解説

トレーラーハウス設置場所の条件

設置場所の自由度が高いトレーラーハウスですが、もちろんどこにでも置けるわけではありません。

まず、トレーラーハウスの牽引車が通れる道幅が必要です。

また、傾斜がきつかったり地盤が弱かったりすると設置は適しません。トレーラーハウスの重さに耐えられる地盤にするためには、補強や整備が必要になる場合もあるでしょう。

たけうち

しかしそれ以外の住宅地や商業地、農地など、様々な場所に設置ができます。

トレーラーハウスが車両扱いになる場合は、通常であれば建物を建築する事のできない市街化調整区域にも設置する事ができます。

これはあくまでも車両扱いにしていることが重要です。ただし車両扱いとすることで車検が必要となるので、注意です。

トレーラーハウスの車検についてはこちらの記事で解説しています。

トレーラーハウスが建築物として扱われてしまうと建築基準法が適応されるため、注意が必要です。

建築確認は必要?ケース別で解説

まず「建築確認」とは、建築物を建てる際に、その計画が建築基準法などの法令に適しているかを確認する手続きです。

たけうち

原則として、トレーラーハウスは車両扱いとなるため建築基準法の適用を受けず、建築確認申請は必要ありません。

ただし車両扱いにするためには、トレーラーハウスは常に動かせる状態である必要があります

次のような場合は建築物としてみなされ、建築確認が必要になる可能性があるので注意しましょう。

建築確認が必要なケース

  • タイヤが取り外されている、または走行できない状態になっている。
  • ライフラインが、工具を使わないと外せないような方法で接続されている。
  • 長期間住み続け、生活実態がある。

 

不安な場合は、事前に自治体に相談するようにしましょう。

トレーラーハウスは「車両扱い」か「建築物扱い」かによって大きく異なります。
特に 住民票の取得可否 に直結するため、詳しくは トレーラーハウスで住民票は取れる?手続き方法と注意点を解説 をご覧ください。

気になる収益性は?トレーラーハウス賃貸の儲かる仕組み

トレーラーハウス賃貸は儲かるのか?

トレーラーハウスの賃貸経営に目を向けていきましょう。

実際どのくらい儲かるのか、管理・法令対応の基本について解説します。

実際どれくらい儲かる?収益シミュレーション

トレーラーハウスを活用した賃貸経営は、適切な立地や運営方法を選べば十分な収益を期待できます

長期賃貸ケース

導入費用500万円/月8万円賃料/稼働率80%
 → 5~6年で投資回収可能

たとえば、1棟あたりの導入費用を約500万円とし、月額賃料8万円で賃貸に出し、稼働率を80%と仮定した場合、年間の賃料収入は約77万円となります。

諸経費を差し引いても5〜6年で初期投資を回収できる見込みです。

宿泊施設ケース

1泊1万円/稼働率50%
 → 年売上180万円以上(見込み)

宿泊施設として運営するケースを考えると、1泊1万円で稼働率50%の場合、年間の売上は180万円以上となります。シーズンやイベント期間には単価を上げることもでき、集客の戦略によっては、より高い利益を出すことができます。

たけうち

短期間で初期投資の費用が回収できるのも大きな魅力です。

トレーラーハウスでホテル運営については、こちらの記事で解説しています。

運用中にやることは?管理・法令対応の基本

運用を安定させるためには、定期的な清掃や設備点検、メンテナンスが欠かせません。

車両としての点検に加え、電気設備やガス設備、排水設備などの状態を定期的に確認し、必要に応じてメンテナンスを行いましょう。清掃は、清掃代行サービスを利用すれば、負担を軽減できます。

また宿泊施設として運用する場合は、旅館業法に基づき営業許可が必要になります。

旅館業法の営業許可とは?
トレーラーハウスに限らず、「宿泊料を受けて人を宿泊させる営業」をする場合に適用される法律です。

そのほかに飲食店営業許可、公衆浴場許可なども必要に応じて対応しましょう。

消防法は、トレーラーハウス自体には直接適用されないものの、設置場所や用途によっては、火災予防条例などが適用される可能性があります。

ゴミ出しやインフラについても自治体によってルールが異なるため、設置前に必ず管轄の自治体に確認することが重要です。

借り手はいるの?トレーラーハウス賃貸のリアルな活用事例

低コストで導入でき、自由度の高いトレーラーハウス賃貸ですが、実際借りる方はいるのでしょうか?

たけうち

ここではリアルな活用事例をご紹介します。

  • グランピングやキャンプ場の宿泊施設
  • イベント会場や建設現場の仮設事務所
  • カフェ・美容室など小規模店舗

需要急増|グランピングやキャンプ場の宿泊施設

トレーラーハウスの活用事例としてまず人気があるのが、グランピングやキャンプ場での宿泊施設です。

ホテルや旅館と比べて導入コストが低く、非日常的な体験が宿泊者に喜ばれています。

特にアウトドア需要の高まりから、自然の中で快適に過ごせる宿泊施設として注目を集めています。

また、SNS映えするおしゃれな内装や外観を演出しやすく、若い方やファミリー層の集客にも効果的です。

小さなお子様連れの家族にとっては、周囲に気を使わずにのびのびと過ごせることも人気の理由です。

たけうち

手軽にレイアウトを変更したり、移動もできる柔軟性が強みとなっています。

弊社で手がけたグランピングトレーラーハウスについてはこちらで解説しています。

注目|イベント会場や建設現場の仮設事務所

イベント会場の控室やVIPルーム、建設現場の仮設事務所や休憩所など、トレーラーハウスはさまざまな短期利用のニーズにも対応できます。

トレーラーハウス単体でレンタル事業を行う場合は、こういった使い方も◎

たけうち

選挙事務所としても活用事例があります。

利用期間は1週間から数カ月と比較的短いため、稼働率が高く安定的な収益を確保しやすいのが特徴です。

コンテナハウスやプレハブと違い、建築確認申請がいらないため、設置や撤去がスムーズに行える点も強みです。

急な需要にも柔軟に対応できるため、イベント運営会社や建設業界からのリピート依頼も期待できます。

たけうち

こうした短期レンタルは、長期間の空室になるというリスクを回避することもできます。

トレーラーハウスで事務所経営についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

安定的ニーズあり|カフェや美容室など小規模店舗

トレーラーハウスは、低コストで個性的な店舗を開業したいオーナーにはおすすめ◎。

珍しい外観のトレーラーハウスならSNSでも拡散も期待できます。

カフェやネイルサロン、美容室などの小規模な店舗運営にも適しています。

必要最低限の設備を備え、独自のデザインやコンセプトを打ち出すことができます。

さらに、移動可能な特性を活かせば、イベント出店やポップアップショップなど、需要のあるエリアで営業できるのも大きな魅力です。

たけうち

固定店舗に比べて初期費用を大幅に抑えられるため、開業リスクを軽減しながらスタートできます。

夢を叶えたい個人事業主や新規起業家にとって、トレーラーハウスは心強い味方です。

トレーラーハウスでの美容室経営についてはこちらで詳しく解説しています。

土地活用アイデア3選|トレーラーハウス賃貸で収益化する方法

オフィストレーラーが置けない土地とは

利用していない土地をトレーラーハウス賃貸で有効活用してみませんか。

ここでは、土地活用のアイディアを3つご紹介します。

  • 空き地や使っていない土地を活かす方法
  • 低リスクで収益化するやり方
  • 小規模開業でリスク回避するには?

空き地や使っていない土地を活かす方法

空き地や使っていない土地があるなら、そのまま放置せず有効活用しましょう。

土地は所有しているだけでも固定資産税がかかります。

定期的な草刈りや清掃は負担もかかり、かといって放置していると荒れ果て、近隣の方に迷惑をかける場合もあります。

駐車場や空き地をビジネスとして有効活用すれば、税金対策にもつながり、新しい可能性が広がります。

借地で始める!低リスクで収益化するやり方

自分の土地を持っていなくても、借地を活用すればトレーラーハウス賃貸経営をスタート可能。

実際の契約形態としては、期間を限定した「定期借地契約」が一般的で、2年から3年など短期で契約すれば撤退もしやすく、大きなリスクを避けられます。

初期費用はトレーラーハウス本体の導入費用やライフラインの整備が中心となりますが、土地を購入する費用がいらない分、全体の投資額を大きく抑えられるのが魅力です。

また、土地所有者と利益をシェアするモデルもあり、オーナー側の負担を減らしながら事業を進めることも可能です。

需要が見込める観光地や人気エリアで、低リスクで収益化に挑戦できるのが借地活用の大きなメリットです。

まず1棟から。小規模開業でリスク回避するには?

初めて賃貸経営に挑戦する場合、いきなり複数始めるのはリスクが大きいため、まずは1棟から始めるのがおすすめです。

また、1棟から始めることで初期費用や維持コストも抑えられるため、失敗しても撤退しやすいと言えます。

さらに、1棟の成功事例があれば、金融機関や投資家からの信頼も得やすく、資金調達のハードルが下がるのも大きなメリットです。

段階的に大きくしていくことで、着実に収益性を高めながら、安心して事業を軌道に乗せることができます。

トレーラーハウスでの賃貸経営はL.T.ホームズにお任せください

トレーラーハウス展示場

L.T.ホームズでは、賃貸経営に最適な高品質のトレーラーハウスを提供しています。

高気密・高断熱設計で一年中快適に過ごすことができるだけでなく、間取りや内装、設備も自由にカスタマイズできます。

そのため、宿泊施設、店舗、事務所など用途に合わせた最適なプランをご提案できます。

さらに、設計・製造・設置から、法令対応、アフターメンテナンスまでトータルでサポートします。賃貸経営が初めての方でも安心してスタートできるようお手伝いいたします。

「どれくらい収益が見込めるのか知りたい」「初期費用を抑えて賃貸経営を始めたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

あなたの土地活用や新規事業を成功に導くパートナーとして、L.T.ホームズが全力でサポートします。

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監修者

所長のアバター 所長 所長

快適な家を目指して日々奮闘中!
営業と現場管理の両方を手がけるある意味二刀流の住宅研究所の所長。
趣味は、テニス・ゴルフ・子育て・DIY。

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