トレーラーハウスは雪国でも快適?寒冷地での対策を解説

雪国や寒冷地だと心許ない印象があるトレーラーハウス。
とはいえ、施工の際にいくつかのポイントを押さることで、トレーラーハウスでも十分な暖かさを得ることができます。
ただしその為には、「寒さ対策=高機密・高断熱」のノウハウのあるトレーラーハウス販売店を選ぶことが必須です。
本記事では、寒冷地仕様のトレーラーハウスの注意点や選び方のコツ、施工事例などを交えて解説します。

寒冷地でもポイントを押さえることで、トレーラーハウスは設置可能です。
雪国だからとトレーラーハウスを諦めずに、ぜひこの記事を参考になさってください。
トレーラーハウスは雪国でも快適?暮らすうえでの注意点


雪国地方でトレーラーハウスを検討する際は、以下の点を押さえておきましょう。
- 一般的なトレーラーハウスの弱点とは?
- 雪国で暮らす為に必要な施工・設備?



具体的に解説していきます。
一般的なトレーラーハウスの弱点(断熱・凍結・積雪に弱い理由)
トレーラーハウスは雪国にそのまま設置すると、冬の寒さに対する弱点が浮き彫りになります。
その理由は、一般的なトレーラーハウスが「移動可能な車両」として設計されており、断熱材が薄く、床下・壁・天井から冷気が侵入しやすいためです。
また、水道管の凍結対策が施されていない場合、給排水設備が使用できなくなる恐れもあります。



積雪に対する耐荷重設計もされていないケースが多く、屋根の変形や破損を招くリスクも。
例えば、南関東向けのトレーラーハウスを東北地方に設置した事例では、冬場に水道管が破裂し、修理と仮設水道で余分なコストが発生しました。
これらの理由からトレーラーハウスは、断熱性が良くないと言われてしまうのかもしれません。
以下記事でも詳しく説明しています。
雪国で快適に暮らすために必要な断熱・設備・設計の工夫
雪国でトレーラーハウスに快適に住むには、寒冷地ならではの断熱・設備・設計の工夫が不可欠です。
その理由は、積雪や氷点下の気温に対応しない設計だと、室温が安定せず、水道管の凍結や結露などの問題が発生するからです。



具体的には、以下のような対策が必要です。
- 床・壁・天井に高性能断熱材を使用(グラスウールやウレタンフォームなど)
- 窓は樹脂サッシ+複層ガラス(ペアガラスorトリプルガラス)
- 水道・配管には凍結防止ヒーターを設置
- 屋根は急勾配設計 or 耐積雪構造
- 床下をスカートパネルで覆い、冷気を遮断
- 入口には風除室(前室)を設けて冷気の侵入を防止
実際に、これらの対策を講じた当社の寒冷地仕様モデルでは、真冬でもエアコン1台で暖かく過ごせるというお声を多数いただいています。
寒冷地仕様トレーラーハウスの特徴【当社モデル】
寒冷地や雪国でも、寒さを感じることなく暮らせるトレーラーハウスの当社モデルを紹介します。


雪が降っても暖かい〜高断熱構造
当社の寒冷地仕様トレーラーハウスでは、雪国でも快適に過ごせるよう高断熱構造を徹底しています。



家の中が寒くなってしまうのは、スキマから外気が漏れ入ってくるのが原因!
L.T.ホームズでは、外気の侵入を抑えたトレーラーハウスづくりを徹底しています。
トリプルガラスで窓際の寒さをシャットアウト




具体的には、トリプルガラス窓を採用し、優れた断熱性と防音性を実現。
窓には「滑り出し窓」または「ドレーキップ窓」を採用しており、気密性が非常に高く、冷気の侵入をしっかり防ぎます。
トリプルガラスとは?
3枚のガラスと2つの中空層で断熱・防音性を高めた窓。
ドレーキップ式とは?
ドレーキップ式とは、1つのハンドル操作で2通りの開き方ができる窓。
一般的な滑り出しの窓に比べ気密性が高く暖かさをキープできます。
>>窓の種類について詳しくはこちら
ダブル断熱構造で家の中の温度をキープ




床下〜天井まで、全てに断熱材「エアクララ」を吹きつけます。



液状の「エアクララ」をスプレーで隙間なく吹きつけるには、高度な職人の技術が必要です。
それにより、構造のスキマをすべて埋めるため、外気の侵入を防ぐことができます。
>エアクララについてはこちらの記事で解説しています。


私たちL.T.ホームズでは住宅建築のノウハウ(ファース工法)を存分にトレーラーハウスに生かし、壁・床・天井にダブル断熱構造を施すことが可能です。
それにより外気の影響を最小限に抑えることを実現しました。



業界最高レベルの断熱技術を、トレーラーハウスにも惜しみなく施工しています。


新築住宅でもシングル断熱のハウスメーカーもいる中、L.T.ホームズではトレーラーにもダブル断熱を採用。
これにより室内の空気は暖かいまま維持され、外の寒い空気と交わることがありません。
FF式薪ストーブでさらに暖かい


今回のトレーラーハウスには、FF式薪ストーブを搭載しました。
これまで紹介した断熱の仕組みで、十分に暖かさはキープできるのですが、オーナーの希望により室内の暖房として設置しました。




暖房時の排気は屋外に排出されるように設計したため、室内の空気は常にクリーン。
気密の高い室内でも、快適に過ごすことが可能です。
これらの組み合わせにより、冬でも室内は暖かく快適な空間を保てます。
水道・配管の凍結対策(断熱材・ヒーター内蔵など)


弊社のトレーラーハウスでは、水道管の凍結を防ぐために「凍結防止帯」を標準装備しています。
地中から室内までの配管に沿ってヒーターを設置。
さらにその周囲をウレタン断熱材でしっかりと覆うことで、寒冷地でも水道が凍る心配なく安心してご利用いただけます。
積雪対応の屋根・外壁構造


外張り断熱には高性能のファースボードを使用し、その上にガルバリウム鋼板を重ねることで断熱性と耐久性を確保。
また、木造の柱を通常より多く配置することで構造全体を強化しています。
建設地が信州中心部であるため大雪には対応していませんが、寒冷地での断熱性能を重視し、冬でも快適な室内環境を実現しています。
冷気侵入を防ぐ床構造・換気システム


床下にも高性能断熱材「エアクララ」を施工しており、床板の裏面にしっかりと吹き付けることで、底冷えを防ぎ、足元からの暖かさを保ちます。



L.T.のトレーラーハウスは床下にもスキマなく断熱材を吹き付けるので、スカートパネルをつける必要がありません!
また、室内の屋根裏には熱交換用の換気扇を設置。
一軒家にも使われる高性能の熱交換換気システムを採用しています。


参照:三菱電機
通常の新築戸建てでは2台必要とされるところ、トレーラーハウスでは1台を導入し、換気と暖房効率の両立を実現しています。



熱交換換気システムのおかげで、室内の暖かい空気をキープしつつ清潔な空気を取り入れることができます。
寒冷地用トレーラーハウス選びで後悔しないために


設置地域による性能の違い
トレーラーハウスは全国で販売されていますが、その断熱・構造性能は設置地域に応じて異なります。
温暖地向けに設計されたモデルを寒冷地で使用すると、冬場に室内が冷え込み、暖房費が大幅に増えるリスクや室内(特に床面)が結露をします。
寒冷地に最適化されたモデルでは、外張り+内張りのダブル断熱構造や、床・壁・天井への高性能断熱材の施工、凍結防止機能付きの配管などが標準装備されていることが多く、選定時には地域対応仕様の有無を必ず確認しましょう。
建築扱い or 車両扱い?法令・固定設置の注意点
トレーラーハウスは「車両扱い」と「建築物扱い」に分かれ、法的な取り扱いが大きく異なります。
たとえば固定設置を前提としたトレーラーハウスは、建築確認申請や耐雪構造などの要件が発生することも。
逆にナンバー付きの車両扱いにする場合は、法令上は建築物ではないため設置場所に制限がある反面、税制面での優遇もあります。
長期的にどのように利用したいかを考え、法令や自治体ルールを事前に確認しておくことが重要です
販売会社のサポート体制・アフター対応も重要
寒冷地での生活は、設備トラブルが起きやすい環境でもあります。
断熱不良や給排水の凍結など、万が一のトラブル時にすぐ対応してくれる販売会社かどうかは、快適な暮らしに直結します。
施工実績が豊富で、地域の気候特性に精通した会社を選ぶと安心です。
また、保証期間や定期点検、凍結時のサポート体制など、購入前に確認しておきたいポイントも明確にしておきましょう。
当社寒冷地モデルの詳細・資料請求はこちら


信州の厳しい寒さにも耐えうる高断熱・高気密仕様な「L.T.ホームズのトレーラーハウス」。
弊社の寒冷地対応トレーラーハウスは、外張り断熱+エアクララによる床下・壁内断熱、トリプルガラスやドレーキップ窓、凍結防止帯といった充実装備で、冬でも暖かく快適な住環境を実現しています。
住宅レベルの熱交換換気システムも搭載し、空気の入れ替えと室温維持を両立。
資料請求やモデルの詳細は、下記特設ページからご覧ください。