トレーラーハウスとキャンピングカーの違い?選び方を解説

「トレーラーハウスとキャンピングカーって、どう違うの?」
「自分にはどっちが向いているんだろう?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?見た目や使い方が似ているため、選び方に迷う方は少なくありません。
この記事では以下の点をわかりやすく解説します。
- トレーラーハウスとキャンピングカーの違い
- 選び方
- おすすめする人・しない人
結論からいえば、
「定住を視野に入れた快適な暮らしを求めるならトレーラーハウス」
「旅を楽しみながら自由に移動したいならキャンピングカー」
が基本の選び方になります。
私たちL.T.ホームズは、トレーラーハウスの製造・販売に携わってきた専門家として、多くのお客様に理想の暮らしをご提案してきました。

その知見をもとに、6つの違いをこの記事でもわかりやすくご案内していきます。
読み終える頃には、トレーラーハウスとキャンピングカーの明確な違いが理解でき、自分に合った住まい選びに自信が持てるようになります。
初めての方でも安心して読み進められる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
トレーラーハウスとキャンピングカーの違い6つ
トレーラーハウスとキャンピングカーの大きな違いは以下の6つです。
- 利用目的
- 自走できるか
- 住民票
- ライフライン
- 居住性
- 価格帯
この6つの点を比較しながら解説していきます。
違い①利用目的|定住ならトレーラーハウス
快適に暮らしたいならトレーラーハウス、自由に旅を楽しみたいならキャンピングカーがおすすめです。
トレーラーハウスは、タイヤが付いていて移動できる構造ですが、実際には一か所に設置して長く住むことを前提としています。
内部は広く、断熱性や設備も充実しており、水道・電気・ガスなどのライフラインも整えやすく、日常生活を快適に送ることができます。
一方、キャンピングカーは車両ですので、自走できるのが最大の魅力です。
好きな場所に移動して泊まることができ、アウトドアや長距離旅行に最適ですが、スペースや設備面では定住には不向きな面もあります。
たとえば、料理や洗濯など日常生活を重視するなら、トレーラーハウスが快適です。
逆に、移動しながら各地を巡りたい人には、キャンピングカーが理想的です。
たとえば、自宅のように料理や洗濯をしたい人、自然の中で落ち着いた暮らしをしたい人には、トレーラーハウスがぴったりです。
反対に、旅をしながら各地を巡りたい人や、フットワークの軽さを重視する人にはキャンピングカーが向いています。
つまり、暮らし方の目的を明確にすれば、後悔しない選択をすることができます。
電気や水道を十分に使える=定住ならトレーラーハウス
移動性を重視=旅をしながら生活ならキャンピングカー
違い②自走できるか|移動性重視ならキャンピングカー
移動の自由を重視するならキャンピングカー、快適な住環境を求めるならトレーラーハウスがおすすめです。
キャンピングカーは自動車として自由に移動でき、観光やアウトドアを楽しみたい人に最適です。
運転免許や車検、保険が必要ですが、その分どこへでも自由に行くことができます。
一方、トレーラーハウスはタイヤ付きでも自走できないので、設置後は基本的に動かさない事が前提です。
その代わり、居住性に優れており、住まいとしての快適さや安定感があります。
旅をしながら各地で暮らしたいならキャンピングカー、自然の中で腰を据えて暮らしたいならトレーラーハウスが向いています。
「移動の自由」か「暮らしの安定」か、どちらを重視するかが最適な選択をするカギになります。
トレーラーハウス=基本的に定住
キャンピングカー=機動性◎移動できる
違い③住民票|登録するならトレーラーハウス
住民票を登録して生活の拠点とするなら、トレーラーハウスの方が現実的です。
トレーラーハウスは車両扱いでありながら、条件を満たせば住居として住民票を置ける可能性があります。
自治体によって基準は異なりますが、「地面に固定されていない」「ライフライン完備」「常時居住の実態がある」といった点がポイントです。
一方、キャンピングカーは車両であるため、住民票を登録することは基本的にできません。そのため、実際に車中泊で生活している人でも、住民票は実家や知人宅に置くのが一般的です。
免許更新や行政手続きの面でも、住民票の所在地は非常に重要です。
安定した生活の拠点を持ちたい方には、トレーラーハウスが安心といえるでしょう。
住民票の取得可否は免許証などにも影響するので、必ず自治体に確認することをおすすめします。
住民票登録ならトレーラーハウス
キャンピングカーは登録不可×
違い④ ライフライン|安定供給ならトレーラーハウス
安定したライフラインを求めるなら、トレーラーハウスが断然おすすめです。
トレーラーハウスは定住を前提としており、水道・電気・ガスなどのライフラインを敷地に引き込めるため、日常生活に必要な設備を整えやすいのが特徴です。
キッチン・トイレ・エアコン・洗濯機の設置にも対応でき、断熱性の高いモデルもあるため、夏冬を通じて快適に暮らすことができます。
トレーラーハウスのインフラについてはこちらで詳しく解説しています。


一方、キャンピングカーはタンク式の水や限られた電力供給に頼るため、長期の居住には不向きです。
電力や水量に限界があり、ガスもカセット式が主流で交換が必要になります。
住宅に近い快適さを求める方には、トレーラーハウスのほうが向いています。
ライフラインの安定性は、暮らしの質に直結する重要な要素です。
後悔のない選択のために、事前にしっかり比較・検討しましょう。
ライフラインを安定供給ならトレーラーハウス
タンク式・蓄電池など最低限でOKならキャンピングカー
違い⑤ 居住性|快適な生活空間ならトレーラーハウス
居住性を重視するなら、トレーラーハウスの方が圧倒的に快適です。
トレーラーハウスは「住むこと」を前提に作られており、住宅並みの広さと設備を備えています。
冷暖房やネット環境の整備もでき、長期的な暮らしに向いています。
内部は高い天井や十分な収納を備え、キッチン・トイレ・バスルームも完備しています。
テレワークや趣味の空間としても使え、内装のカスタマイズも自由自在です。
一方、キャンピングカーは限られた空間に設備を詰め込んだ構造で、移動しながらの短期滞在には適していますが、狭さや生活動線に不便を感じる場面もあります。
快適な住空間を求めるならトレーラーハウス、機動性を優先するならキャンピングカー、それぞれの強みを理解し、自分のライフスタイルに合った選択をしましょう。
快適に生活するならトレーラーハウス
最低限でOKならキャンピングカー
違い⑥ 価格帯|近年ではキャンピングカーの方が高い
かつてはコストを抑えたいならキャンピングカーという選択肢が一般的でしたが、近年は価格が上昇し、状況が変わってきています。
軽キャンピングカーでも300万円前後から、装備が充実した車両になると1500万円以上かかるケースも少なくありません。
一方、トレーラーハウスは本体価格が300万~1000万円超と幅広く、設置や地代などの追加費用も必要です。
しかし、建築確認が不要な場合や固定資産税の対象外となることもあり、長期的な居住においてはトレーラーハウスがコストパフォーマンスに優れた選択肢となる可能性もあります。
移動の自由を重視するか、安定した居住空間を求めるかによって、価格だけでなくランニングコストも含めた比較が重要です。
コストパフォーマンス重視ならトレーラーハウス
近年はキャンピングカーが値上がり傾向
トレーラーハウスとキャンピングカーの共通点
一方、トレーラーハウスとキャンピングカーには共通点もあります。
- 設置場所
- 建築確認不要
- 住宅より低コスト
- 生活スタイル
この4つの点を比較しながら解説していきます。
共通点① 設置場所|市街化調整区域もOK
トレーラーハウスとキャンピングカーは、設置場所の自由度が高いという点で共通しています。
とくに注目すべきなのが、市街化調整区域のような通常の住宅が建てられない土地にも、条件付きで設置できる可能性があることです。
これは、どちらも建築物ではなく「車両」として扱われるため、都市計画法の制限を受けにくいからです。
ただし、無制限に設置できるわけではなく、「常設とみなされない構造であること」「移動可能な状態であること(タイヤ付き)」など、建築物と見なされない条件を満たす必要があります。
トレーラーハウスは基礎工事をしない設置方法が前提ですし、キャンピングカーはそもそも自走できるためさらに柔軟です。
こうした自由度は、都市部に限らず、自然豊かな郊外や安価な土地でも自分だけの生活拠点を持てるという大きなメリットになります。
自由な場所で、自分らしい暮らしを実現したい方にとって、トレーラーハウスとキャンピングカーは有力な選択肢です。
共通点② 建築確認不要|費用が抑えられる
トレーラーハウスとキャンピングカーには、「建築確認申請が不要な場合がある」という大きな共通点があります。
これは、どちらも「車両扱い」とされれば、建築基準法の適用外となるためです。
通常の住宅や小屋を建てるには、建築確認申請が必要で、設計費や申請費、審査の手間などが発生します。
しかし、トレーラーハウスやキャンピングカーは、「移動可能」「基礎に固定しない」などの条件を満たせば、建築物とみなされず、申請を省略できるのです。
このため、設置時のコストを抑えられ、申請にかかる時間も不要です。
すぐに拠点を持ちたい人や、予算を抑えたい人にとって大きなメリットとなります。
ただし注意点もあります。
自治体によってはトレーラーハウスを建築物と判断するケースもあり、事前確認は必須です。
一方、キャンピングカーは常に車両扱いなのでより手軽に導入できます。
建築確認が不要な可能性は、柔軟でコスト効率の高い住まいを求める人にとって大きな魅力です。
共通点③ 住宅より低コスト|自由な暮らしが可能
トレーラーハウスとキャンピングカーの共通する魅力のひとつは、「住宅に比べて圧倒的にコストが抑えられる」ことです。
マイホームのように土地代や建築費、固定資産税、ローンなどの高額な出費が必要ないため、費用面で大きなメリットがあります。
たとえば、トレーラーハウスは居住性の高い空間を持ちながらも、本体価格は数百万円台から購入することが可能です。
土地代が必要になるケースもありますが、固定資産税の対象になりにくいため維持費を抑えやすくなります。
キャンピングカーは軽タイプなら300万円前後で購入でき、登録上は車両のため、自動車税や保険も一般車と同等です。
維持コストが明確で導入しやすいのが特徴です。
どちらも初期費用を抑えながら、自由な暮らしを実現できる選択肢です。
移動や設置の自由度も高く、週末移住や二拠点生活にも対応できるなど、柔軟なライフスタイルにぴったりです。
「低コストで自由な住まい方を実現したい」方にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
共通点④ 生活スタイル|アウトドアや別荘に向いている
トレーラーハウスとキャンピングカーは、どちらもアウトドアや別荘スタイルに最適な住まい方です。
可動性が高く、自然の中でのびのびと暮らせる点が一般住宅にはない大きな魅力です。
キャンピングカーは「移動できる住まい」として、旅と暮らしを一体化できる自由さが魅力です。
キャンプ場や道の駅、RVパークなどを自由に巡り、気に入った景色の中で滞在するという、理想的なアウトドアライフが実現します。
一方、トレーラーハウスは「動かせる別荘」として注目されており、設置後は快適な長期滞在が可能です。
ウッドデッキを付ければ、自然の中にあるログハウスのような雰囲気も楽しむこともできます。
どちらも大がかりな建築工事が不要で、市街化調整区域などでも柔軟に対応できる場合があります。
建築費や固定資産税がネックになりやすい別荘購入に比べ、手軽に非日常の空間を手に入れられるのが強みです。
週末のリフレッシュやセカンドライフの拠点として、自然の中で自由に暮らす選択肢として最適です。
トレーラーハウスの選び方とおすすめする人
トレーラーハウスは、定住や長期滞在を前提に快適な生活空間を持ちたい方に最適な住まいの選択肢です。
なぜなら、設置場所に応じた柔軟性があり、ライフラインの接続が可能で断熱性にも優れた構造にできるため、住宅の代わりとして十分な機能を持っているからです。
たとえば、設置予定地の地形や道路状況によっては、サイズや搬入方法の調整が必要なため事前の確認が重要になります。
さらに、水道・電気・ガスなどの接続の可否を確認し、冬の利用を想定するなら断熱性能や暖房設備を重視することも大切です。
また、レイアウトも使い方に応じて選べます。
別荘として使う場合は広めのリビングが快適で、事務所や店舗として使う場合は作業スペースが重要になります。
自然に囲まれた暮らしを望む方や土地はあるけれど建築費を抑えたい方、そして将来的に移動可能な拠点を持ちたい方にはトレーラーハウスが非常に魅力的な選択肢です。
トレーラーハウスのメリットデメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
キャンピングカーの選び方とおすすめする人
キャンピングカーは、移動の自由を楽しみながら、旅先でも快適に過ごしたい方におすすめの選択肢です。
なぜなら、キャンピングカーが「動く家」としての役割を果たし、寝泊まりはもちろん、調理や休憩も車内で完結できるからです。
また、車種や装備のバリエーションが豊富なので、自分のライフスタイルや旅のスタイルに合った1台を選ぶことができます。
たとえば、夫婦2人で週末に出かけたい方なら、運転しやすい軽キャンパーやバンコンが手軽です。
一方で、家族で長期旅行をするなら、シャワー・トイレ・キッチンなどの設備が整ったキャブコンや大型モデルが安心です。
また、自宅の駐車スペースに収まるかどうかも確認しておくと失敗がありません。
さらに、就寝人数や収納力、冷暖房の有無も選ぶ際の重要なポイントになります。
キャンピングカーは、「自由な旅を楽しみたい」「アウトドアが好き」「宿泊費を抑えながら快適に過ごしたい」と考える方に最適なモバイルライフのパートナーです。
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